フランスのワイン産地

アルザス地方

フランス

地図を見ると、フランスは五角形みたいな形をしています。周りの国とか、あるいは都市がどの辺にあるかとか、言われてみると、案外分からなかったりします。そこから押さえていきたいと思います。

まずこの五角形みたいな形をしていて、左下がスペイン。右下がイタリア。ちょうどこのすぐ右側がスイス。右上がドイツ。それからちょうど上がベルギーということになります。

2つの海に囲まれていて、左にあるのが大西洋ですね。大西洋で気をつけてほしいのですが、「大」という字に点はいりません。この下の地中海。これは大丈夫ですね。

さてここからなんですけども、緯度ってあんまり意識しないでしょう。東京の緯度が何度かと言われても、分からない人が多いと思いますが、実はワインは、考える時は非常に緯度というのが大事ですね。

まずここちょうどフランスは五角形のこの三角屋根のですね三角屋根のちょっと下が50°線。北緯50°になります。で、それから、丁度この縦にですね4分割ぐらいした下から1分割目ぐらいのとこが北緯45°になります。

ですのでフランスという国はですね、だいたいまあ42°ぐらいから、このちょっと50°から頭を出してますので、51°くらいのところにあるということですね。

大変ついでながらですね、さらに5°下がって40°の所にマドリッドがあります。ここに行くとスペインとか、まあこっちはずっとイタリアになるんですが。

パリ

まずフランスと言えばますパリの位置を抑えていただきたいいいんですけども。パリはどこにあるかというと、三角屋根のちょうど50°からちょっと下の所にあります。

ちょうどこの左右真ん中線ぐらい。50°からちょっと下の所にパリがあって。ですからもう50°言うとかなり北にありますので、冬になると、摂氏マイナス10°c とか、それ以下になります。とっても寒い。冬に行くと大変な思いをします。

まずパリを押さえていただいたら、もう二つ大都市を押えて行きます。

ボルドー

この北緯45°のあのこの大西洋側の左の所に、ボルドーという街があります。

リオン

ボルドー は、ほとんど北緯45°です。この45°の線をボルドーからずっと右に行っていただいて。ちょうどこのパリから降りてきた中心線をちょっと右に行っていただいたちょっと北に行くとですね、ここにリオンという街があります。

パリに次いで、フランス第二の大都市ということになるんですけども。

まずフランスを考える時は、パリ、ボルドー、リオンのこの3点の位置が分かれば、もう後はどうってことないです。

フランスには、10のワイン産地があると言われています。まずはそのうちの4つを見ていきます。

ボルドー地方

まずは、1つ目の地方。上記でボルドーの位置を確認しましたが、まずは、ボルドー地方です。

ブルゴーニュと並びフランスワインの2大銘醸地であるボルドーは、フランス南西部ジロンド県に位置し、赤、白、ロゼ、白甘口、スパークリングワインが造られています。赤ワインの生産量が大半を占め、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランなど複数のブドウをブレンドしてワインを造るところがブルゴーニュと大きく異なる点です。世界に名を轟かせるボルドー5大シャトーが君臨する第一から第五級まで61シャトーからなるメドック格付けは、現在のワイン選びにおいても重要な指標となっています。

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ブルゴーニュ地方

2つ目の地方。先程リオンの場所を押えていただきましたけれども、リオンの北にあるのがブルゴーニュ地方です。

フランス銘醸地として名高いブルゴーニュですが、フランス北東部にあり、最北端は辛口白ワインの代名詞シャブリ地区、そして特級ワインをはじめワインラヴァー垂涎のワインを生み出す、黄金の丘と呼ばれるコート・ドール、南はボージョレ―地区に至る北緯46度から48度の間に位置します。ボージョレ―地区以外の赤ワインは主にピノ・ノワール、白ワインはシャルドネの単一ブドウ品種から造られ、厳しい法律(原産地統制名称)によって細分化された産地や畑、造り手の個性を感じる味わいを堪能することが醍醐味となっています。

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シャンパーニュ地方

ブルゴーニュ地方のずっと北に行くと、シャンパーニュ地方の南の部分とほとんど同じエリアになります。

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シャブリっていう所があるんですけど、これについてはまた別の機会に書きます。ブルゴーニュ地方の一番北のところにシャブリがあって、もうほとんどシャンパーニュの一番南の所と同じ場所にあります。

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きめ細やかな泡と優美な味わいで飲む者を魅了する美酒、シャンパーニュ(シャンパン)。パリの北東、車で1時間半ほどの冷涼なシャンパーニュ地方で造られる、言わずと知れたスパークリングワインの最高峰です。厳格な法律に則って造られたワインのみ、「シャンパーニュ」と名乗ることができます。色はロゼと白、味わいは辛口から甘口まで多様です。使用されるブドウは主にシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。キリスト教修道士ドン・ペリニヨンが確立したと伝えられる瓶内二次発酵や、アッサンブラージュと呼ばれるヴィンテージワインの巧みなブレンドを経ることで、各生産者の特徴をはっきりと感じる美酒が生まれます。

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ここまでで3つですね。

コート・デュ・ローヌ地方

今度はリオンの下、南に行くとコート・デュ・ローヌ地方

まあ、ローヌ地方、ローヌ地方と言っています。

ここまでで、10大産地のうちの4大産地ですね。

パリ、ボルドー、リオンの場所をまず押さえていただくと、10大産地のうちの、4大産地までは覚えられることになります。

ここまで覚えたら、もう書けますよね。白地図で。

パリ、ボルドー、リヨン を書いて、シャンパーニュ地方、ボルドー地方、ブルゴーニュ地方、コート・デュ・ローヌ地方。4つの場所はもう書けると思います。

ロワール地方

さて次に見てもらいたいのは川です。リオンの左下のあたりから、南から北に流れていって、ちょうど先ほど ブルゴーニュ地方の一番北にシャブリという所がありますよと話しましたが、この シャブリの丁度左の所で左側に折れて、大西洋まで行っている川があるんです。下から流れてきて、直角に曲がって、左に流れて行く。この川、なんと1,000キロあるんですよ。ざっくり言うと、500キロ、500キロぐらいあるんですけど、この1000キロもある川が、これはフランスで一番長い川すけども、ロワール川という川です。

さて他にちょっと川を見てもらいたいんですが、先ほどこの右側はスイスだと言いましたけど、ちょうど、ですからリオンからあの右の方に行ったらスイスになるんですけども、スイス、フランスちょっとここが窪んでるんですよ。この窪んでる所、スイスのこのちょっとフランスに食い込んでる所ですねここにレマン湖という湖があります。

ロワール川。このロワール川の特にこの、左に、右から左流れてる所、つまり東から西に流れている所のエリアを、あの、ブドウ産地がたくさんあってですね、これロワール地方という風に言います。これで5つ目ですね。ロワール地方で5つ目です。

プロヴァンス・コルス地方

レマン湖から、こう川が下の方に流れて、またこう上に上がって、で、流れて、リオンに流れて、これこの川、ローヌ川という川なんですけども。後もう一つこのブルゴーニュ地方の右の上から南に向かって流れている川があります。これをソーヌ川と言います。

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ローヌ川とローヌ川はリオンの街中で合流をします。街中で合流をしてから、また南に流れて行って、ここはもうあのローヌ川になっちゃいます。つまりソーヌ川はリオンで終わり。 ソーヌ川はリオンで ローヌ川と合流して終わりです。で、ここからまたローヌ川になって、今度、地中海まで流れていくんですけども、このローヌ川、リオンからこう下にこう流れていくとですね、あのコート・デュ・ローヌを通り越して地中海に出ます。地中海に出た向かって右側にマルセイユという街があります。この辺りがプロヴァンス地方という所ですね。あの大変風光明媚なリゾート地。ちょうどモナコというのは、プロヴァンス地方のちょっと右上にありますんで、あのちょっと雰囲気的に似てる所ですけれども、このプロヴァンス地方です。

で、 プロヴァンス地方はですね、あのここに地中海のこの出たとこに、あのコルシカ島という島があります。ここまでがフランス領ですね。

このプロヴァンス地方と コルシカ島、これもかなりでかい島なんですけど、あのこれを二つ合わせてプロヴァンス・コルスというので、プロヴァンス・アンド・コルスで一つの地方としてカウントします。でこれで5つ目ですね。

ナポレオン・ボナパルトの生誕地として有名な地中海に浮かぶコルシカ島は、海と山に挟まれている影響から、ブドウの栽培に理想的なミクロ・クリマが形成されている土地。土壌は砂利混じりの粘土質にカスタニッチア山塊が浸食して出来たシスト土壌で構成されています。シャカレッロ種主体のアジャクシオ、ニエルッチョ種主体のシャカレッロという2つのアペラシオンが有名で、白ワインに関してはヴェルメンティーノ種が多く栽培されています。

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ラングドック・ルーション地方

さてもうひとつ。プロヴァンス地方の向かって反対側。ちょうどこのスペインよりに入った地中海沿いの所なんですが、ここかねラングドック・ ルーションという地方です。

ラングドックとルーションで実は2つの地方があるんですけど、あの一つでまとめて、ラングドック・ ルーションという風に一つの地方でまとめてます。で、これで6つ目ですね。

南西地方

さらに川をちょっと見ていきます。先ほどのボルドー。ボルドーの周りが、このボルドー地方なんですけども、あのボルドー地方ですね、川が3つ流れてまして、この中央フランスの方からボルドーに向かって流れてる川が、これがあのドルドーニュ川といます。

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今度はこっちのスペインの方から流れている川。これがあのガロンヌ川と言います。このドルドーニュ川とガロンヌ川。このボルドーの街の、ちょっと通り過ぎたところで合流してジロンド川と言う川になります。

ドルドーニュ川、ガロンヌ川、それからジロンド川って言うので、まあ合計3つの川が流れてるんですけども、このあのガロンヌ川を上流に行ったあたり、ここがちょっとここの地図で言うと、あの緑色に塗ってある所なんですが、あのーちょっと点在してます。ここを全部まとめて、南西地方という風に言っています。

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南西地方、なぜかここだけ日本語で南西地方って普通に言うんですけど、あの南西地方って意味のスッドウェストっていうフランス語の名前がついてるのを日本語に訳してます。南西地方ですね。

アルザス地方

そして今度はちょっと北の方に行ってみたいとますが、あの先程見ていただいたシャンパーニュ地方ですね。 シャンパーニュ地方 をさらにこう右に行くと、フランスのこの右肩の部分のところですね、五角形みたいな所右肩の右上のところ。ここにね、あのライン川という川が流れてるんですね。ライン川。これはねあの南から北に流れてます。

あの ライン川っていうのは南から北に流れていて、今はですね、この ライン川 がこの右上のお隣の国、ドイツそれからフランスとの国境になってます。ライン川が国境です。国境を渡るとドイツなんですけれども、国境の手前、フランス寄りの所。北と南に非常に細長い産地があります。これがアルザス地方ですね。ですから非常にもドイツに近い、川を渡ったらドイツという所です。

フランス北部、ヴォージュ山脈の裾野に110Km以上にもわたりワイン街道を擁するアルザス地方。ドイツとスイスとの国境に近いという土地柄、さまざまな文化が融合し、食文化においても独自の発展を遂げた街として知られています。造られるワインの90%以上は白ワインです。リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ゲヴェルツトラミネールなどが栽培されており、自然派の生産者が多く、天然酵母を使用し、発酵・熟成にはステンレスタンクや長年使用された大樽を用いるなど、豊かな酸とフレッシュな果実味を活かしたワインが特徴です。

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ジュラ・サヴォワ地方

先ほどスイスの方からあのローヌ川っていうのがレマン湖から流れてきてるという話をしましたが、ここの北にあるのがあのジュラというこれは地図でこうやってみると非常に広く見えますけども、実は畑の面積的な非常にちっちゃなエリアです。ジュラシックパークっていうあの映画がありましたけどあれのジュラですね。ジュラシックパークと言うのはジュラ紀という、あの恐竜がいた時代の映画ですけども、あの時代を再現したようなあのそういうテーマパークの映画です。あのあれはこのジュラというとこにあのジュラ平原っていうのがありまして、それができた時代のことジュラ紀ってですね。なので、こっちのが先なんす。なので、ジュラシックパークのジュラ。ちっちゃな産地です。

そしてもう一つこの先ほどのローヌ川、レマン湖の時に出てきた、ローヌ川の所にあるのがサヴォワという産地です。これもあの、非常に小さな産地です。これも2つ併せて、ジュラ&サヴォアという一つの産地としてカウントします。

4つの気候

10大産地の場所が分かれば、4つの気候のどれに入るかがすぐわかります。

ボルドーは大西洋側ですので、当然ながら海洋性気候にるなわけですね。

ロワールは、右と左で長いですから、ロワール川の左の方に行けば海洋性気候になますし、右のに方に行けば大陸性気候になるわけです。

ブルゴーニュ、シャンパーニュは当然ながら真ん中の方にありますので、 大陸性気候

ラングドック・ルーション、それからプロヴァンス地方は、当然ながら、地中海性気候ということになるわけですね。

右の方にある産地。アルザスであるとか、ジュラ&サヴォワといったエリアというのは、これはもう、高山性気候の中に入れて構いません。

地図、緯度、4つの気候区分の特性が分かれば、もうフランスの概要は全て抑えられるということになります。

フランスの赤ワイン、白ワイン

フランスワイン一つ取りましても、白ワイン、赤ワイン、軽やかなものからしっかりしたものまで様々あります。10大産地との関係性について考えてみましょう。

まず黒ブドウ、白ブドウ。白ワインは白ブドウからできて、赤ワインは黒ブドウから出来ますけども、まず白ブドウの方が比較的涼しい所でも作れます。で、黒ブドウはある程度暖かくないとできません。ですので、先ほどの地図を見ていただくと、あの特にほら、アルザスとか、シャンパーニュとか、北の地方になってくると、赤ワインが非常に生産量が少なくなってきます。黒ブドウ自体が少ないですね。

ボルドーあるいはさらに南の地中海のラングドックの辺りまで行きますと、非常に黒ブドウがやっぱり多くなっています。

プロヴァンス地方のロゼワイン

プロヴァンスって言うと、ロゼワインっていうイメージが非常に強いですね。あれは、あのこういう風に考えることもできるんです。つまりブドウ自体は地中海沿岸だと、白ブドウよりも黒ブドウの方が、いいものができるんですね。ところがプロヴァンス地方って、お魚を結構食べるでしょ。魚っていうと、あんまり濃い赤ワインっていうのは、あんまり合わないですよね。そうすると、黒ブドウから、ちょっと軽やかなワインを作ろうとする、ロゼワインになるんです。なので、プロヴァンスっていうのは、ロゼワインの産地として発達したっていうような、そういうことも言えるかと思います。

それで同じ赤ワインでも、南の比較的暖かいとこで作られた赤ワインと、ブルゴーニュとか、比較的北で作られた赤ワインって、これも色が全く変わってくるんです。

ブドウ品種による違いっていう部分もあるんですけれども、一つはですね、やはり日射量が多い、暖かい所の方が黒ブドウに色が付きますので、色が濃くなる。で、ブルゴーニュに行くと少し色が淡くなる。で、あと北の産地、涼しい所で作ったブルゴーニュのような赤ワインは、少しエレガントな、軽やかになるんですね。ミディアムボディであったり、ライトボディであったり。

今度はボルドーのような比較的南の産地になってきますと、今度はフルボディになってくるわけです。ですから、ボルドーに行くと、赤ワインは色が濃くてフルボディ。で、ブルゴーニュに行くと、色が少し明るくて少しボディもライトになってくるということで、同じ赤ワインもですね、その産地によって、特性がでてくる。

これで10大産地は終わってるんですけども、もったいないので、他の産地もちょっと見ていきます。

蒸留酒

他の産地。フランスには何のどんな産地があるかって言うとワインではなくて蒸留酒の産地が有名なのが幾つかあります。ワインの勉強をする時のポイントは、あんまり縦割りにしないで、横の線も見ていくことがとっても大事なんですね。

入門書とかを買ってくるとですね、フランスっていう項目があって各地方の項目があって、縦割りになってますけども。勿論、本はそれでいいんですけど、勉強する時はですね、関連する所も一緒に見ていくと、とってもわかりやすいんですね。

まずボルドー。ま、これ赤ワインで有名な世界的な産地ですけども、ボルドーの北にコニャックって所があって、それで南の南西地方の中にあのアルマニャックという産地があります。

コニャックはご存知じゃないかと思うんですけど、ブランデーの産地ですね。コニャックも アルマニャックもブランデーの産地です。

とっても面白いのはあの赤ワインで世界的な産地の北にコニャックがあって、南にアルマニャックがあるんですね。ですから北と南に蒸溜酒の世界的な産地があって、真ん中にボルドーがあるという構造になっていてですね。アルマニャック、ボルドーそしてコニャックですから、なぜか下から 「ABC」 になって並んでいるんですね。非常に覚えやすい。アルマニャックのA、ボルドーの B 、コニャックの C という順番に並んでます。

更に、ここをずっと北に行くと、ロワール川があってですね、それを超えると、なんかあのフランスって、こう左肩の所に2本角みたいのが出ててですね。ここの、こっち側の角の部分ですね。ここはもう寒くてあんまりブドウを作れないので、何を作ってるかというと、リンゴを作ってます。リンゴから作ったお酒のことをシードルという、あのまあサイダーですね。英語で言うとサイダー。それも産地ですね。で、このシードルを蒸留するとリンゴから作ったブランデーというのができるんですが、それの世界的な産地が、あのカルバドスです。ここはノルマンディー地方です。ノルマンディー上陸作戦とういのは、こっから来たんですね。だからもう、非常にイギリスが近い場所なんですけども。ここはカルバドスというリンゴから作ったお酒の産地です。これであの一応全部10大産地が終わったんですけども、せっかくなのでここで10大産地、フランスの産地以外のお隣の部分もちょっと見ていきたいと思います。

フランスの位置と気候

それでは私たちの住んでいる日本はこちらの地図で言いますととどちらに位置してるのでしょうか。

それ、気になりますよね。実はですね、札幌が43°c ぐらいですから、本当にもうあのフランスの一番南の辺りぐらいが、実は札幌なんです。東京は東京の北緯なんて普通気にしませんらね。大体北緯30°ですからこの地図で言うともずっと下の方に行ってしまって、ちょうど北アフリカのモロッコとかですね、あの辺りがちょうど東京の位置になるんです。

ということは、フランスというかヨーロッパのブドウ産地が、日本から見るとすごく北にあるんですよね。で、寒すぎて出来ないような感じがするぐらい北にありますけども、それは海洋の暖流の影響とかですね、他にも気象条件がいくつが重なって、日本から考えると、それほど寒くないというような所にあります。ただ海が近くないところ所であるとか、暖かい風が吹かない、入ってこないようなところ。つまりフランスの真ん中の大陸性気候のあたりっていうのは、日が陰ると急に涼しくなるし、冬にはものすごく寒くなるということになります。

なかなか緯度って普通意識しませんので、これからですね、いろんな旅先でも大体ここ北緯何度なんだろうとかいうことを日常考えると、またあのワインを勉強する上でも、とっても面白いと思います。

フランスの周辺国

まず先ほどお話しましたが、ワインを勉強する時、はあんまり縦割りにしないで、フランスの勉強したらついでに隣の国もちょっと見ておくとか、共通する部分を把握しておくと、とても理解が進みます。

スペイン

まずもう1回おさらいですフランスの前の国。フランスのちょうどまあこの地図で左下になるのがスペインですね。

スペインの首都はマドリッドというとこなんですが、ちょうど地図をご覧いただくとわかる通りですね、マドリッドっていうのはだいたい北緯40°にあります。先ほどボルドーが北緯45°で、パリは北緯50°のちょっと南にありますというお話をしましたけども、ちょうど5°ずつ離れてるということになります。これは偶然なんですけども、パリからボルドー、そしてマドリッド の線をちょっと見ていただくと、ほとんど一直線になってるんですね。パリ、ボルドー、マドリッドはほとんど真っ直ぐ一直線上にあって、しかも、大体5°ずつ離れています。

さてマドリッドから今度は海沿いの方に地中海の海沿いの方に行っていただくと、マドリッドよりちょっと北に、バルセロナという町があります。

バルセロナの周辺というのはあのスペインワインを勉強する時に非常に大事なワインが幾つかあるんですが、今日はちょっとそこまで踏み込まないで、位置だけ確認をしといてください。

イタリア

次にイタリアの方です。イタリア地図を見ていただいて、フランスの右下のイタリアを見て頂くと、そこにあのピエモンテ州という州があるんですね。で、ピエモンテ州の州都は、トリノという所なんですが、トリノといえばトリノオリンピックという冬のオリンピックがあったとこですね。

冬のオリンピックですので、トリノは雪が降るような所とこなんです。で、このトリノは北緯45°ぐらいにあってですね、つまりこのトリノの線をずっと左に行くとですね、ちょうどボルドーとほとんど同じ位置にあるんですね。で、ボルドーではとても冬のオリンピックはできません。だけどトリノでは冬のオリンピックはできるわけです。これ何で出来るかと言うと、トリノは標高が高い、つまり山の上の方にあるんですね。ここにある、トリノの上にある山が、これがアルプス山脈という山があります。

先ほどピエモンテ州という州だと言いましたが、ピエモンテの「モンテ」って「山」っていう意味なんですね。で、「ピエ」は麓ですから、「山の麓」州。この「山」というのはアルプス山脈を意味しています。ですので、緯度的にはボルドーとほとんど変わらないんですが、トリノというのは寒い所だということがわかります。ピエモンテ州はイタリアワインを勉強する時はもう絶対に忘れちゃいけない大事な場所ですので、ここで、ピエモンテ州、ここにあるんだなということを把握をしといてください。

スイス

さらにその北に行くとですね、スイスがありまして。スイスはワイン産地としてはあの生産量も非常に少ないのと、あまり試験に出ませんのでちょっと今日は飛ばしてですね、その上のドイツ。

ドイツ

ドイツはワイン産地としてはとっても大事な国ですね。先ほどあの川をちょっと見ていただきましたが、ライン川ですね。ドイツとフランスとの国境が ライン川です。

ライン川の向かって左側がアルザス地方です。ここのですから川を渡って右側に行くとですね、もうドイツなんですね。まあ、ドイツ、ドイツには有名なワイン産地がですね13あるんですが、なんとその11、つまりほとんどがですね、この川を渡った右からこの上のつまりフランスの右肩の部分、ここに固まるようにして11の産地が集まってます。

で、なんとそのドイツで一番南の産地バーデンって言うんですが、ここにあるんですね。つまり川を渡った反対、ちょうどアルザス地方と向かい合うな形であるのがバーデンです。

このバーデンなドイツで一番南の産地なんです。ところがこのアルザスを見てください。 アルザス はフランスではほとんど一番北の産地なんですね。

シャンぺーニュも北にありますけど、フランスで最も北の産地が、ドイツの中で最も南の産地と同じ場所にあるんです。ということで、ドイツがいかに北の産地であるかってことがこれで見て取れるわけですね。

さてあのここで緯度というのをもう1回見て頂きたいんですが、先ほどあの北緯50°からちょっとフランスは頭を出していて、パリっていうのは北緯50°のちょっと下にあるという話をしましたね。あの、この北緯50°線これは非常に大事なワインを考える上で非常に大事線なんですが、なぜこの北緯五十度が大事かって言うと、これが「北限」つまり北の限界と言われてる線なんです。北緯50°を過ぎると、ほとんどブドウ産地がありません。こっから北に行くとですね、もうほとんどワインが作れないですね。

ベルギーという国は北緯50°の北にあります。ですのでベルギーは寒すぎるから、ブドウを作れないんですね。でワインと言うと修道僧の、キリスト教の人達にとっても大事なお酒ですけども、あの宗教の儀式なんかでも赤ワイン使いますけど、あのベルギーではですから赤ワインが作れないですね。

しょうがないかなって何を使ってるかって言うと、赤ワインの様な凄い濃いビールがベルギーにあるんですけど、あれは修道院が作っているんですね。あれ、赤ワインの代わりに作ってるんです。ですから赤ワインと同じように熟成させて飲んだりしてますけど、それはどうしてかと言うと、ベルギーだと赤ワインが作れないからなんですね。ということでベルギーにはワインがほとんどありません。

さてここでこの北緯50°線っていうのをもう1回ちょっと見ていただいてそこの北緯40°がボルドー。それから40°がマドリッド。

で、さて北限があるということは北の限界があるということ、南の限界があるんです。赤道まで作れるわけじゃなくてですね北緯30°。北緯30°のところまでがぶどうの栽培のエリアということになります。

南半球にもちょうど同じように南緯30°から南緯50°までの間が大体、ブドウ産地です。つまり地球儀を見るとですね、北と南に2本ベルトがあるんですね。「30°、50°」「30°、50°」で2本ベルトがありまして、このベルトのことを「ワインベルト」と言ったりもします。

赤道を挟んで北と南、2本あるわけですね。この北ワインベルトの北の限界のところにピタッとくっつくようにして、フランスはあるわけです。

ドイツを説明する時によく言われるのは、ドイツはワインの限界、ぶどうの限界ですよというような説明をよくしますが、ドイツは限界値のところに集中してブドウ産地家があるのに対して、フランスというのはですね、この北の限界まである。北の限界にしかないドイツと、北の限界にまで産地があるフランスというとこで、非常に大きく違ってるわけです。

ですからドイツと言うとやはりあの今赤ワインも一生懸命作ってます。なかなか見るべきものもあるんですけども、やはりドイツというと白ワインのイメージが強いですね。やっぱり、寒い所に行くとですね、なかなかいい黒ブドウがができない、つまり赤ワインがなかなかできないわけです。

なのでドイツと言うとやっぱり白ワインでいいものができる。それに対してフランスはですね、ある程度南から、つまり暖かい所から、かなり寒い限界はどこまでありますので、色んなバリエーションのワインが作れるというのが非常にフランスの強みということにもなります。

もう一つフランスは重要なことがあってですね、あのよくあのワイン関係者のワインを勉強してる人とかに話を聞くとですね、よく聞く気候の話が、「ブルゴーニュは大陸性気候なんですよ」、なんて話をよくしたりしますけど、ワイン関係者ってのはね気候のことまで詳しいんだなんて言って、ちょっと感心したりしますけども、実はあの、ブドウを作ってワインを作ってる気候の区分というのは、世界中に大体4つしかないんですね。で、4つ覚えてれば、もうワインについては全部語れるくらいなんですが、その4つが全部フランスに入ってるんです。

先ほどの地図をもう1回見ていただいて、左側が大西洋でしたね。あの下が地中海です。真ん中は、この平らなんですね。右の方に行くと、こっちの方にアルプス山脈があります。他にも右のほうに行くとですね、標高が段々、段々、高くなっていきます。スイスって言うと、なんかすごくこうハイジ、アルプスの少女ハイジのイメージがありますけど、標高が高いってイメージがありますね。あの実際に、ここ大西洋から右に行くにしたがって、東に行くにしたがって、 段々、段々 、標高が高くなってくるとざっくり考えていだいて結構です。

そうするとですね標高が高い右のフランスの右端のエリア。それから真ん中は平らで、もちろんちょっとした山はあるんですが平らで大陸の部分です。で、海が二つあると。ここに4つの気候が全部入るんです。

まず、こういうふうに考えて、よくあの海洋性気候がなんだとか、地中海性気候がなんだとか言います。本で読んでもなかなか分かりにくいです。こういう風に思ってください。

まず大陸の部分、ここのフランスの真ん中の部分は例えるとフライパンみたいなものです。フライパンと言うと火にかけるとすぐ熱くなって、火から離すとすぐ冷める。つまり熱しやすくて冷めやすいのが真ん中のエリアです。

この真ん中の熱しやすく冷めやすいエリアが大陸性気候という風に言います。

で今度、海。海が2つあります。海はね、水が入ったお鍋みたいなものだと思ってください。これはなかなかあったまらない代わりに、火をつけてあっためてもなかなかあったまらない代わりに、火から外しても今度はなかなか冷めないんですね。つまり熱しにくく冷めにくい。熱しにくく冷めにくいということはどういうことかって言うと、冬もそんなに寒くならないし、夏もそんなに暑くならない過ごしやすいエリアということでになります。

それに対して、先程のこちらのフライパンの部分は熱しやすくて冷めやすいので、夏、ものすごく暑くなるんですね。冬は、まあこのブルゴーニュ、シャンパーニュあたりだと、マイナス20°c ぐらいまで来ますんで、冬はものすごく寒い。つまり寒暖差がすごく激しいんです。それが大陸性気候。

で、こちらの海沿いのところは、熱しにくくて冷めにくいので、一年中過ごしやすいとこだという話をしました。

で、こっちが大西洋側のところの方を海洋性気候という風に言います。で、地中海の方はの地中海性気候ってそのままなんですね。

熱しにくくて冷めにくい水が入ったお鍋であるというのは、同じなんです。大西洋側も地中海側も同じなんですが、じゃあこっち側、太平洋側の海洋性気候と、地中海側の地中海性気候と、どこが違うかというと、ワイン関係としては、一つだけ覚えておいてください。

海洋性気候の方は雨が降るんです。で、地中海性気候の方は雨があまり降らない。もう重要なのは、1つのここのポイントだけです。この1つのポイントです。雨が多いか少ないか。

ですからボルドーに行ってね、あの収穫時期に今年は雨が降ったのでちょっと今年は難しい年だとか、今年は非常に天候が良かったのでの当たり年だということを言いますけど、それだけボルドーっていうのは、雨が降ったりするわけですね。

であとは、こちら側の右側の方のエリア。標高が高くなってくるような所のことを、高山性気候。高い山の気候。高山性気候といます。高山性気候ははもうあの想像した通りですね。あの標高が高いですから、ちょっと腰紫外線が強かったり、あるいはあの夏もそんなに暑くならなくて、で短いですね。そこの部分だけが分かれば、結構です。

そうするとですね、あの世界的に大事なブドウにとって大事なワインとって大事な気候を4つがフランスに全部入ってるんですね。全部入ってる。全部入っていて、しかも北限まで、だんだんだんだん寒くなっていくと。だんだんだんだん寒くなっていくということは、南に行くと作れるぶどうの種類がたくさんあるのに対して、北に行くとだんだんどブドウの種類が減っていくんです。ですので、あの各土地土地で、ここの場所ではこのぶどうじゃないと駄目だ。あるいは、ここの場所で作るんだったら、このブドウを作った方が一番美味しくなるって言う、まあメリハリ。得意なワインっていうのが各地方で非常にこう決まりやすいんですね。と言うので、フランスの10大地方と言うとですね、例えばボルドーって言うとすごくフルボディーの赤ワインがやっぱり最初にイメージとして出てきますし、あるいはアルザスって言うと、ドイツと非常に近いですから、やっぱり白ワインが重要ですし、各地方でのキャラクターが非常に立ってくるわけですね。これがフランスワインがとても面白いところであり、他の国はなかなかこういう産地がないですね、

これがまあフランスを農業国家として農業国家たらしめているひとつの理由でもあるし、後、ワインを勉強する上で、フランスを最初に勉強すると、とってもわかりやすいんです。

で他の歴史の事情なんかもあって、フランスのワインってのが最初に世界的な国際的な商品としてのワインになりましたので、大体他の国、たとえばアメリカのカリフォルニアが作ろうと言った時に、やっぱりフランスのどっかの産地をまず見本にしたり、模倣したりする。そういういろんなタイプのワインのサンプルと言いますか、代表的な例が、もうほとんどフランスの中に全部あると言ってもいいぐらいです。

余談ですけどシャンパン地方での泡の立つばかり作ってまして、やっぱり泡の立つワインを作ろうというと、まずシャンパンの作り方を勉強して、で、スペインなんかでも沢山作ってますけども、やっぱりシャンパーニュ地方に行って勉強してから、帰ってきて泡の立つつワインを作ろう。

あるいは、カリフォルニアで赤ワインを作ろうというと、やっぱりボルドーに行って勉強してきてから作ろうっていったそういった歴史があるわけですね。

ですのでまず、フランスを押えてしまえば、後とても勉強が楽になると。これからあの他に、ドイツ、イタリア、スペイン、それからニューワールドって言われてるようなアメリカやオーストラリア、あるいは日本を勉強する上でも、ああこれフランスのここの部分と同じだよなとか、ここを狙ってるんだなというのが非常によく分かるんです。ですから縦割りばかりではなく、横の軸を作っていくってこと大事だってお話をしましたけども、そういう上でも、最初にフランスの全体像をつかんでしまってことがとっても大事です。で今後もですね、またあのフランスに何度も帰ってきてお話をすることになると思います。

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